高年齢者職域拡大等助成金とは、「希望者全員が65歳まで働ける制度」又は「70歳まで働ける制度の導入」にあわせて、高年齢者の新たな職域拡大や雇用管理制度（賃金制度、研修制度、在宅勤務制度、短時間勤務制度等）の導入に取組み、高年齢者が働き続けることができる職場環境の整備を行った場合、その取組みの実施に要した費用の3分の１（500万円を上限）が支給されます。

（例）製造業の現場で、新たに希望者全員が６５歳まで働ける継続雇用制度を導入するとともに、高齢者が働ける作業環境の整備、賃金制度の見直しを行った。な　お、55歳以上の雇用被保険者は6人。　

　①　賃金制度見直し、環境整備に要した経費　450万円⇒1/3 150万円

　②　人数要件　120万円                                                       

     　→助成金額　120万円

　　＊ポイント　対象者の人数が多いほど受給額は多くなります。 　　平成25年3月31日で廃止予定です

　◆支給要件

　　①雇用保険の適用事業主であること。

　　②「職域拡大等計画」の認定を受けていること。

　　③「職域拡大等計画」の提出日の１年前の日から支給申請日の前日まで高齢法第８条、９条

　　　　に違反していないこと。

　　④新たに希望者全員が６５歳まで働ける制度又は７０歳まで働ける制度を導入していること。

　　⑤職域拡大のため、高齢者が働きやすい環境の整備、又は、雇用管理として高齢者の能力に

　　　応じた賃金制度、研修制度、在宅勤務制度の導入等いずれかを実施していること。

　◆支給額

　　・実施に要した費用の1/3（上限５００万円）

　　・１年以上雇用される５５歳以上の雇用被保険者１人につき　１０万円

　　・希望者全員を６５歳～７０まで働ける制度を導入した場合は、１人につき２０万円まで

 ◆受給までの流れ

　職域拡大等計画⇒認定⇒2年以内に計画の実施⇒申請⇒助成金受給